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新型コロナ関連情報2

◇このページには新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、皆様に知っておいて頂きたい情報を掲載しています。情報は随時更新しています。

(2024年10月27日【ワクチン】【レプリコン】更新)

【ワクチン】【副反応】

★CSVT(脳静脈洞血栓症)は、自然にCOVID-19に感染した後にも発生することがあり(COVID-19感染者におけるCVSTの発生率は100万人あたり約40例)、その頻度はCOVID-19ワクチン接種後のおよそ10倍です。

 

ヘパリンや同様の薬剤を服用したことのない健康な人の場合、この疾患は非常にまれです(CVSTの発生率は100万人あたり約0.4例)。

 

(MSDマニュアル家庭版「ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症」)

【ワクチン】【副反応】

★VITT(ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症)で特に危険な点の一つは、過剰な血液凝固に対して最もよく用いられる治療法がヘパリンの投与だということです。VITTの患者にヘパリンを使用すると、むしろ問題が悪化するのです。そのため、血小板数が少なく、COVID-19ワクチン接種後の検査で血栓が認められた人に対しては、医師はVITTを疑い、抗体を調べる検査を行うとともに、ヘパリンの投与を避ける必要があります。

抗凝固薬が必要な場合は、ヘパリンの代わりに、より新しい抗凝固薬のアルガトロンバンやレピルジンを使用します。また高用量の免疫グロブリン静注療法(IVIG)も、VITTでみられる抗体による血小板の活性化を速やかに停止させるのに役立ちます。

(MSDマニュアル家庭版「ワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症」)

【ワクチン】【副反応】

★長崎県佐世保市の長崎国際大は1日、同大で実施した職域接種でモデルナ製ワクチンを接種した約4000人を対象とした副反応に関するアンケート調査結果を公表した。副反応は1回目より2回目の方が出やすく、男性より女性の方が発症割合が高かった。ただ、いずれの場合も副反応のほとんどは3日以内に治まっていた。

 

(2021年9月2日 新聞報道)

【ワクチン】【副反応】

★スウェーデン保健当局は6日、1991年以降に生まれた人に対する米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン接種を停止すると発表した。ワクチンを接種した若年層の間で、心筋炎や心膜炎などのまれな副反応の症例が増加している可能性を示すデータを受けた措置。

 

当局はリスクが極めて低いとしつつも、「とりわけモデルナ製ワクチン2回目接種後の相関関係は明白」とし、今後は米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの接種を推奨するとした。

 

デンマークも、年齢18歳以下に対するモデルナ製ワクチン接種の停止を発表した。

 

(2021年10月7日 ニュース報道)

【ワクチン】【接種後死亡】

★愛知県愛西市の女性が、新型コロナワクチンを接種後に容体が急変し、死亡しました。女性は、医師から急性アレルギー反応、いわゆるアナフィラキシーショックに対する適切な処置を受けていなかったことがわかりました。

(中略)愛知県医師会は「重大な事案」として専門家委員会を立ち上げ、調査する方針です。日本救急医学会は、新型コロナワクチンの接種後に呼吸困難やぐったりするなど複数の症状が出た場合は、アナフィラキシーを疑い、ためらわずに「アドレナリン」を注射するよう呼びかけています。

(2022年11月11日放送 名古屋テレビ(メ~テレ)『アップ!』)

【ワクチン】【接種後死亡】

★新型コロナウイルスワクチンを2回接種後、原因が分からずに死亡した4人を調べた結果、いずれも炎症に関わる遺伝子が過剰に働き、死亡時の推定体温が高いという特徴があったとする研究成果を、広島大の長尾正崇(ながお・まさたか)教授(法医学)らのチームが17日までにまとめた。

チームはウイルスを攻撃する免疫調節機能が過剰反応(暴走)し、患者の身体を攻撃する「サイトカインストーム」が起きて死亡した可能性があるとみており、「接種後に解熱剤を服用しても40度を超える高熱が出た場合は、慎重に対応してほしい」と訴えている。

長尾教授は「感染した際に重症化を防ぐにはワクチン接種が不可欠。一方でどんな人が副反応が起きやすいのかさらに調べる必要がある」と話している。

(中略)サイトカインストームは、免疫細胞がウイルスや細菌などから体を守ろうとしてサイトカインと呼ばれるタンパク質を過剰に放出する現象。さまざまな臓器が損傷し死亡することもある。新型コロナに感染しても起きることがあるとされる。

(2022年9月20日 共同通信)

【ワクチン】【接種後死亡】

★東京都青梅市は18日、新型コロナワクチンの集団接種で、70代男性がオミクロン株派生型「BA.5」対応ワクチンを接種した直後に体調が急変し、死亡したと発表した。接種は13日。基礎疾患があり、接種と死亡の因果関係は不明としている。

市によると、使用されたのは米ファイザー製2価ワクチン。警察による解剖の結果、アナフィラキシー(重いアレルギー反応)の可能性は低い。

(2022年11月18日 共同通信)

【ワクチン】【接種後死亡】

厚生労働省は28日、6カ月~4歳用の新型コロナウイルスワクチン接種後に、1歳男児が死亡したとの報告があったと同省の専門部会で明らかにした。男児は生まれつき重い腎不全などがあり、透析治療を受けていた。この年代の死亡例報告は初めて。情報不足で因果関係は評価できないという。

(中略)厚労省によると、男児は2月16日にファイザー製乳幼児用ワクチンの3回目の接種を受けた。17日に発熱、18日午後9時半ごろ心肺停止状態となり、その後死亡した。

(2023年4月28日 産経新聞)

【ワクチン】【接種後死亡】

厚生労働省の分科会は19日、新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した72~91歳の男女5人について、因果関係が否定できないとして、死亡一時金などの支給を決めた。同ワクチン接種を巡り、国の救済制度に基づき死亡一時金などの支給が認められたのは計72人となった。

厚労省によると、5人全員に高血圧症などの基礎疾患があったという。

同省はこれまで、接種後の健康被害として死亡例も含めて計7881件の請求を受理。うち2832件で医療費などの支給を認めている。

(2023年6月19日 時事通信社)

【ワクチン】【接種後死亡】

★新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡したとして国に報告された14歳の女性について、専門家が「ワクチンとの因果関係が否定できない」と評価したことが28日、厚生労働省の公表資料で分かった。関係者によると、女性は徳島大が死亡とワクチン接種の関連性を指摘していた中学生。

 

ワクチンの副反応を議論する厚労省の専門部会にはこれまで2千件以上の死亡例が報告されているが、接種との因果関係が否定できないとされたのは2例目。1例目は42歳の女性。

 

資料によると、女子中学生は昨年8月10日に米ファイザー製のワクチンで3回目の接種を受けた。翌11日に呼吸困難になり、12日に死亡した。

(2023年7月28日 共同通信)

【ワクチン】【接種後死亡】

★「新型コロナウイルスのワクチン接種が原因で超過死亡が発生した」と考えられる科学的根拠は、現時点において確認されていません。 2020年以降の超過死亡の発生については、以下の複数の要因が影響したと考えられています。

 

① 新型コロナウイルス感染症を直接の死因と診断され、実際に新型コロナウイルス感染症を原因とする死亡

 

② 新型コロナウイルス感染症を直接の死因と診断されたが、実際には新型コロナウイルス感染症を原因としない死亡

 

③ 新型コロナウイルス感染症が直接の死因と診断されなかったが(他の病因を直接の死因と診断された)、実際には新型コロナウイルス感染症を原因とする死亡

 

④ 新型コロナウイルス感染症が直接の死因ではないが、感染症流行による間接的な影響を受け、他の疾患を原因とした死亡(例えば、病院不受診や生活習慣の変化に伴う持病の悪化による死亡)

 

⑤ 新型コロナウイルス感染症が直接の死因でなく、また新型コロナウイルス感染症流行による間接的な影響を受けたものでもない死亡

(2023年10月30日 国立感染症研究所ホームページ『新型コロナウイルス感染症に関して国立感染症研究所所長の見解とする一部SNSにおける投稿について』「超過死亡の原因」)

【ワクチン】【レプリコン】NEW

★一般社団法人日本看護倫理学会は、「新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念 自分と周りの人々のために」と題する緊急声明を発表しました。

(2024年8月8日一般社団法人日本看護倫理学会ホームページ)

【ワクチン】【レプリコン】NEW

★明治ホールディングス傘下の製薬会社「Meiji Seika ファルマ」(東京都中央区)は、2024年10月9日、日本看護倫理学会が8月に発表していた新型コロナウイルスのmRNAワクチン(レプリコンワクチン)の安全性を懸念する緊急声明に対し、「事実誤認および科学的知見に基づかない」と反論する声明を発表した。

(中略)さらにMeiji Seika ファルマは、8日の記者会見で、レプリコンワクチンを導入した医療機関への誹謗中傷が相次いでいるとし、日本看護倫理学会をはじめ、批判を繰り返す団体を名誉棄損で提訴する意向を明かしたことが報じられている。

(2024年10月10日 J-CASTニュース)

【ワクチン】【レプリコン】NEW

★日本感染症学会など3つの学会は21日、新型コロナの重症化リスクはインフルエンザを上回るなどとして、高齢者に対してワクチンの接種を「強く推奨する」という見解を公表しました。

 

また、今回の接種で初めて使われている新しいタイプのワクチンについて、感染力のあるウイルスなどは含まれておらず、接種した人が周囲の人に感染させる「シェディング」と呼ばれるリスクはないとしています。

(2024年10月21日 NHKニュース)

【妊婦】【ワクチン】

★皆さまが最も関心のある「妊婦さんへの接種」については、すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。また、お母さんや赤ちゃんに何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もありません。したがって日本においても、希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます。

妊婦健診は普通通り受けていただき、産婦人科施設以外で接種を受ける場合は、その前にかかりつけ医にワクチン接種の適否に関してご相談ください。

(日本産婦人科学会 2021年6月17日「妊産婦のみなさまへ-新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンにういて-」)

【妊婦】【自宅・宿泊療養】

★新型コロナウイルス感染で妊娠中に自宅や宿泊療養(ホテルなど)となられた方へ

 

(1)以下のような妊娠に関連した異常については、かかりつけの産婦人科の先生に連絡してください。


・性器出血、破水感、頻回の子宮収縮、胎動減少、強い腹痛など
 

・その他、助産師さん等からの妊婦健診時に言われた症状

(2)新型コロナウイルス感染症の症状について

 

まず、以下の健康観察を行ってください。


①呼吸状態、心拍数や呼吸数の計測
 

②体温
 

③パルスオキシメーター(サチュレーションモニター)をお持ちの場合は、酸素飽和度(血液内の酸素の量:SpO2)の計測

 

(A)以下の場合には、かかりつけの産婦人科の先生もしくは保健所に連絡してください。


①1時間に2回以上の息苦しさを感じる時
 

②トイレに行くときなどに息苦しさを感じるようになった時
 

③心拍数が1分間に 110 回以上、もしくは呼吸数が 1 分間に 20 回以上
 

④安静にしていても酸素飽和度が 93-94%から1時間以内に回復しない時
(妊娠中は赤ちゃんのために 95%以上の酸素飽和度が必要です)

(B)以下の場合は、すぐに救急車を要請してください。


①息苦しくなり、短い文章の発声も出来なくなった時
 

②酸素飽和度(SpO2)が 92%以下になった時

(日本産婦人科学会 2021年8月23日「新型コロナウイルス感染で妊娠中に自宅や宿泊療養(ホテルなど)となられた方へ」)

【治療】【薬】

★新型コロナウイルス感染症は、発症後しばらくの間はウイルスが増殖しており、抗ウイルス薬が有効と考えられ、また重症化してくる頃には過剰な炎症反応が主病態となる。したがって、病期を適切に捉えた上で、抗ウイルス薬と抗炎症薬とを組み合わせることが重要である。2021年6月時点で国内承認されている抗ウイルス薬にはレムデシビルが、抗炎症薬にはデキサメタゾン、バリシチニブがある。また凝固異常も病態に関わっていることから、ヘパリンなどの抗凝固薬を併用することも一般的となっている。

(一般社団法人国立感染症学会「感染症クイック・リファレンス」 新型コロナウイルス感染症 治療・応急対応)

【治療】【薬】

★2021年7月19日には初の軽等度から中等度の新型コロナウイルス感染症治療薬として、ウイルスの働きを抑える「抗体カクテル療法」(カシリビマブ、イムデビマブ)も承認されました。海外のガイドラインではトリシズマブ(商品名:アクテムラ)の使用も推奨されています。

【治療】【薬】

★厚生労働省の専門部会は27日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した点滴薬「ソトロビマブ」(商品名・ゼビュディ)を新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認することを了承した。厚労省は同日、使用を承認した。   (中略)ソトロビマブは感染防御に働く中和抗体を点滴で投与する薬で、酸素投与を必要としない軽症・中等症の患者のうち、重症化リスクが高い患者が対象となる。

 

(2021年9月27日 新聞報道)

【治療】【薬】

 

★厚生労働省の専門部会は4日、「抗体カクテル療法」と呼ばれる中外製薬の新型コロナウイルス治療薬「ロナプリーブ」について、発症予防目的での使用を了承した。

 

(中略)厚労省によると、新たな対象は感染者の同居家族などで重症化リスクがあり、未接種者か免疫力の低下でワクチンの効果が出ない人に限られる。

 

(中略)専門部会はロナプリーブの皮下注射についても了承した。腹部や上腕部など4カ所に打つ必要がある。点滴に加え注射器での投与が可能になることで利便性が高まることが期待される一方、治療目的の場合は引き続き点滴での投与を求めた。

(2021年11月4日 ニュース報道)

【治療】【薬】

★厚生労働省は24日、米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」(商品名・ラゲブリオ)の製造販売を承認した。

 

(中略)モルヌピラビルは、発症早期の軽症から中等症の患者が服用することで、ウイルスの増殖を抑えて重症化を防ぐ。1日2回、5日間服用する。重症化リスクの高い人を対象とする臨床試験(治験)では、入院・死亡するリスクを約30%下げる効果があった。

(2021年12月24日 新聞報道)

【治療】【薬】

★遺伝的危険

 

モルヌピラビルは、ウイルスゲノムにエラーが蓄積することでコロナウイルスを攻撃しますが、ヒトの遺伝子を改変する恐れがあります。しかし、パネリストには、治療用量では成人に対するリスクが低いということを示唆する動物実験からのデータが示されました。

 

この薬は妊娠中や授乳中の人には認可されず、その小児科における将来は明確ではありません。

(中略)パネリストは、コロナウイルス遺伝子に対する薬の影響についてはるかに安心していませんでした。その変異原性効果はウイルスの複製を阻止するように設計されていますが、ウイルスをより感染力の強い形やワクチン耐性を持つ形に変異させる可能性もあります。

(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル 2021年12月2日『Covid-19: FDA expert panel recommends authorising molnupiravir but also voices concerns』)

【治療】【薬】

★厚生労働省は24日、新型コロナウイルスの治療薬として承認されている抗体カクテル療法の「ロナプリーブ」について、変異ウイルス「オミクロン株」の感染者には使わないよう求める通知を都道府県などに出した。有効性が弱まるおそれがあるためで、専門家による部会で審議して決めた。

(中略)(ロナプリーブと)同様の作用で効果を発揮する新型コロナの治療薬「ソトロビマブ」は、開発した英グラクソ・スミスクライン社が、オミクロン株に対しても有効性があるとする実験結果を公表しており、使用方法の変更は求めない。

(2021年12月24日 新聞報道)

【治療】【薬】

★厚生労働省は21日、関節リウマチなどの治療に使われる中外製薬の薬「トシリズマブ(商品名アクテムラ)」を、新型コロナウイルス感染症の治療に使うことを承認した。肺炎を起こし、酸素投与が必要な患者が対象となる。

 

免疫の過剰な反応によって起きる炎症を抑え、呼吸機能の悪化を防ぐのが目的。点滴で投与し、ステロイド薬と併用する。

(2022年1月21日 新聞報道)

【治療】【薬】

★厚生労働省は27日、新型コロナウイルス感染症の診療の手引きを改訂し、点滴薬「レムデシビル」を、基礎疾患や高齢、肥満などの重症化リスクがある人なら軽症段階で投与できることにした。

 

(中略)富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ薬「アビガン」の扱いも変更した。新型コロナの治療薬としては未承認なものの、従来は患者の同意を前提に一部の医療機関で「観察研究」として使用できたが、昨年12月28日に観察研究を終了したことを明記した。

(2022年1月28日 新聞報道)

【治療】【薬】

★米メルクが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」は一時期、コロナ治療を一変させると期待された。しかし米国の関係者らによると、今では入手可能な治療法4種類の中で「最後の選択肢」と位置付けられるようになっている。有効性の低さと、安全面での潜在的なリスクがその理由だ。

米国で最も需要が大きいのは米ファイザーの飲み薬「パクスロビド」で、2番人気は英グラクソスミスクラインの中和抗体点滴薬「ソトロビマブ」。

(2022年2月5日 REUTERS)

【治療】【薬】

★厚生労働省は10日、米製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッドパック」を特例承認した。

(中略)パキロビッドパックは、新たに開発された抗ウイルス薬「ニルマトレルビル」2錠と、既存のエイズウイルス治療薬「リトナビル」1錠の計3錠を1日2回、5日間飲む。臨床試験では、発症3日以内の患者の入院・死亡リスクを89%減らす効果が確認された。12歳以上で、重症化リスクが高い軽症・中等症の患者が対象となる。

変異株「オミクロン株」にも有効な可能性が高いとされる一方、不整脈や高血圧など複数の病気の薬と併用できず、処方には注意が必要となる。

(2022年2月10日 新聞報道)

【治療】【薬】

★東京大医科学研究所などの研究チームが、新型コロナウイルスの治療薬7種でオミクロン株の派生型「BA・5」への有効性を調べたところ、少なくとも4種は細胞を使った実験で有効だったと、21日付の米医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表した。

(中略)抗体薬では「ベブテロビマブ」が、これまでと同様の有効性を示した。この抗体薬は、米国では2月に緊急使用の許可を得ているが、国内では未承認だ。

(中略)抗ウイルス薬で「BA・5」の増殖を効果的に抑えられたのは「レムデシビル」(商品名ベクルリー)と「モルヌピラビル」(商品名ラゲブリオ)、「ニルマトレルビル」(商品名パキロビッドに含まれる成分の一つ)の3種だった。

(中略)国立国際医療研究センター国際ウイルス感染症研究センター長で、研究チームの河岡義裕・東大特任教授は「効果の見られた4種の薬は、臨床現場でも効果があると考えられる。ただし、ウイルスは変異しやすく、治療薬が効きにくい耐性ウイルスの出現に注意する必要がある」と話した。

(2022年7月21日 新聞報道)

【治療】【薬】

★イギリスの製薬会社「アストラゼネカ」が開発した新型コロナの治療薬「エバシェルド」について、厚生労働省の専門部会は使用することを了承しました。

 「エバシェルド」は、6月にアストラゼネカが承認申請した新型コロナの治療薬で、2種類の抗体薬を筋肉注射で順番に投与するものです。感染した人の重症化を防ぐほか、感染前に投与することで発症を防ぐ効果も期待されています。がんなどの治療で免疫の働きが低下し、ワクチンの効果が十分に得られない人などにも使えるということです。

(2022年8月29日 ニュース報道)

【治療】【薬】

★厚生労働省は22日、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」を緊急承認した。

 

(中略)12歳未満の小児、妊婦や妊娠の可能性がある女性は使えない。

(中略)塩野義は9月、最終段階の臨床試験(治験)のデータを公表した。軽症・中等症の患者が1日1回、5日間服用し、鼻水や発熱、せきなど5症状が消えるまでの時間が約8日から約7日に短縮することを示した。ウイルス量減少も報告した。

(2022年11月22日 日本経済新聞)

【治療】【薬】

★3月5日、塩野義製薬は、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「ゾコーバ」が同日付で日本での通常承認を取得したと発表した。

これまで緊急承認を受けていたが、通常承認により、処方時に必要とされていた文書による患者の同意手続きが不要となる。

(2024年3月5日 ロイター)

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